作業灯としてZ-LIGHTのZ-S5000を買った話 ~4ヵ月目レビュー~
※公開時点で、買ってから4ヵ月経ってます。
机の上を片付けるのが面倒すぎて、写真を撮るのを後回しにし続けた結果ですはい。。。
4ヵ月目レビュー → 4ヵ月間に渡る後回し
デスクライトが欲しい
↑過去記事
「ぼくのかんがえたさいきょうのつくえ」を作ったのはいいのですが、位置が悪くてですね…
椅子に座ると天井の照明が左斜め後ろの方向にあり、僕自身が光を遮り特大の影になってしまうため机の上が暗いです。
だからといってこの場所以外に置く場所なんてありません。
ライトを付けねば。
家にあったデスクライトは机に置くタイプで(邪魔)、しかも照らすことのできる範囲は天板に対して狭すぎました。
と、いうことで
新たなデスクライトが欲しい!!
選び方
色
まず色。この机には黒いライト以外ありえません。
照射範囲
1200×750の天板をフルに使える机なので、普通のライトでは照らし切れません。
デカい机に見合った照射範囲である必要があります。
また、手元までシェードを持ってこれるような、広い可動範囲も欲しいです。
影のできかた
この机では作業をします。
色々な大きさのものを手元に置き、持ち、見ることになるはずです。
また、ペンを持って文字を書くことも多いでしょう。
この前に使っていたデスクライトはLED3つで照らすタイプで、影が三重になって非常〜に見づらいものでした。
多重影のできにくいライトがいいです。
天下のZ-LIGHT
と、いうことで選んだのは、山田照明のZ-LIGHTシリーズ Z-S5000のブラックです。
Z-LIGHTいいな〜って思ってたんですよね。
作業用に使えそうな大きめのライトを見比べていたんですが、決め手は商品紹介ページのギャラリーにあったこの2枚の写真。
1枚目の机の上の手工具を照らすのも、2枚目みたいな作業に使うのも、僕がやりたかったことです。
この画像を見て、このライトを使っている様子が明確に想像できたというか、ビジョンが見えたというか…
一目惚れさせられました。
1枚目はもう雰囲気が良すぎて…
2枚目は、机の上にあるスケール(目盛り600mm)を見るに、僕の机(奥行750)と同じか少し大きいくらいに見えます。大きな机でも使えることが分かって安心です。
いや~この写真撮った方、上手すぎですね。
まんまと買わされてしまったぜ…
開封・組み立て
箱がデカすぎて驚きました。
しかーし箱が超カッコいい。アタッシュケースかな。
開けたら「あれ?空気注文しちゃった?」ってなりましたが、よくよく見たらシェードが長いだけですね。流石作業用。デカい。
取り付けは付属のクランプで。手で締めることができます。
クランプを締めるために回す部品が上にあるというのは面白いですね。
下方向への余計な出っ張りもなく、締めやすく、いいこと尽くめです。
クランプを取り付けたら本体を差し込み、電源ケーブルを接続します。簡単。
組み立て完了
遠近感が狂うサイズ。
これでも奥にあるのは23.8インチモニターです。
発光部分は45cmもある。長い。
操作方法
スイッチが3つ付いてます。
- 消灯時に電源ボタンを押すと徐々に明るくなり点灯
- 点灯時に電源ボタンを押すと徐々に暗くなり消灯
- 光量アップ・ダウンの操作は長押しのみ(1回押すとか連打は無意味)
- 光量は最大100%~最小30%の範囲を無段階調光
- 点灯・消灯関係なく、電源ボタンを2連続で押すと一瞬で光量100%になる
- ラストメモリー機能で、点灯するときは前回の明るさになる
レビュー
いいところ
平行リンク機構かっけぇぇぇぇ
角度を変えてもシェードが平行移動します。
関節がある平行リンクってすごく面白くないですか?
平行リンク機構
— 涼鈴【暇人工作員】 (@Suzu_hmjn) September 20, 2020
シェードの付け根にご注目 pic.twitter.com/CpbfPF4VNU
機械科心をくすぐられる~
他のモデルのようにアームが2本のパイプでないので分かりづらいのですが、スプリングを隠しているガワが外側と内側の2つに分かれており、パイプ2本のものと同じような原理で平行に動きます。
この機能のせいでシェードの角度調整が面倒とかそういうのは一切なく、シェードはシェードで普通に角度を変えられます。
普通に位置調整したいときはシェードを掴む pic.twitter.com/nr4cxzuHlj
— 涼鈴【暇人工作員】 (@Suzu_hmjn) September 20, 2020
説明書にもある通り、シェードを掴んで調整すると1番楽です。
敢えてアーム部分から動かすと、シェードが平行移動している様子がよく分かります。
スプリングが露出してない
そのままです。
スプリングが露出してません。
たったそれだけのことなんですが、これが非常にありがたいのです。
スプリングって、隙間が多いというか埃が絡まりやすいというか…
汚くなりやすく、掃除しにくい部品だと思うのです。
Z-LIGHTのスプリングはかなり固いという話をよく見るので、取り外して洗うのは難しそうです。
作業灯として使うと、部屋に舞っている埃だけでなく切り屑(特に木材がやばい)を浴びることになります。
というかよく浴びせてます。
そんなときも、突起や隙間が無いので手で払うだけで綺麗になりますし、掃除機で直接吸うのだって楽ちんです。
また、作業中に頭の傍にライトがあっても、髪の毛を噛まれてブチブチ引っこ抜かれる…なんてことはありません。
スプリングは隠されてますし、機構部の露出がほぼ無いので安全です。
よくシェードに頭をぶつけるのは僕が至らないだけですが、髪の毛さえ抜かれなければ痛くもなんともないので気になりません。
作業に集中できます。
可動範囲超広い
寸法図です
注目すべきは青いシルエットで表現されている部分。
突き出し量が最大751mm!!(僕の机の奥行は750mm)
しかもクランプより低い位置にシェードを持ってこれるんですね。
僕は机に直に取り付けているので天板にめりこむことになりますが、机の前の壁や横の棚に取り付けることで可動範囲を最大限に活用することができそうです。(クランプは色々種類があり、オプションから選ぶことができます。)
実際に動かすとこんな感じ(カメラの輝度調整が下手~)
最後のは机をはみ出してます。(使い道ないとか言わない)
いや~可動範囲…驚異的すぎる。
光源が粒っぽくない
カメラ越しだから分かりにくいのではなく、実際に肉眼で見ても粒感はほぼ0です。
じーっと目を凝らしてようやく見えるレベル。
シェードが横に長いのでぼんやりと影は広がりますが、多重影にはなりません。
GoProをマウントして手元動画が撮影可能
実は僕もうすぐTVに出ます。
そのVTR用に、この前僕が部屋の机で作業している様子の撮影をしました。
そのときに、背後からの撮影と真上からの撮影を並行して行ったのですが、真上から撮影するためのGoProをクランプマウントに入れて、Z-S5000のジョイント部分を挟んで固定したら上手くいきました。
見えますかね
映り込んでるのは僕の頭
作業者の視界にカメラは入らないけど作業中カメラが変なところを映す心配はなく、視界の調節もライトごと動かせるので非常に楽ですね。
3Dプリンターがあったら専用のマウント作ってもよさそうです。
重量的にはGoProかスマホくらいの重さなら問題なく耐えます。
ジョイント部の調整次第な気もしますが、僕は購入後まだ調整はしてません。買いっ放しです。
僕もGoPro欲しいな~
ボタンが防水防塵
さっきの写真を見れば分かりますが、ボタンに隙間がありません。
押し心地はお世辞にも良いとは言えませんが、粉だろうと液だろうと、指に何が付いていても内部に侵入しません。
拭けば落ちます。
ただし、これによってすぐ下の通り
気になるところ
光量調節がストレス
調光がボタンを長押ししないとできないので面倒です。
押して一拍おいて調光が始まり、じわじわと変化していって止めたいところで離します。
ねじって調光するタイプのライトを見ると、素早く調光できそうでちょっとうらやましいですね。
防水防塵の代償です。
とはいいつつ実際のところは、ライトが明るすぎるのか僕の目が雑魚なのか、100%だと眩しいので最低光量(30%)で使っています。
紙が白いと特に眩しいです…
調整しないで同じ光量のまま使っているのであんまり問題はないですね。
光量を記憶するラストメモリー機能があって良かったです。
他のライトにあるように、5%くらいまで光量落とせると調整の幅が広がって嬉しかったですね。
根元が引っこ抜けそうになる
シェードを下げる動きでは問題ないのですが、シェードを上げる動きを片手でやろうとするとたまに根元が浮きます。
シェードを上げているのにジョイントが動かず、一緒に支柱が持ち上がってしまう、という感じです。
今では稀に起こる程度ですが、慣れていないときは完全に引っこ抜けて外れてしまい焦りました。
ピンか止め輪か何かで抜け防止機能が欲しいところです。
ノイズが聞こえる
Amazonのレビューにもありますが、ピーというか、ジーというか、音が聞こえます。
まあ僕が机に座っているときはほぼ確定でイヤホン着けて音楽聴いてるので、問題とは思ってません。
ただ、音楽を聴くことも耳栓を付けることもなく、集中して何かをしたいという人は気になるんじゃないかと思いますね。
所感
非常にいい買い物ができました。
気になる点は本当に気になるだけ。特に困ってない。
仕様によればLEDモジュール寿命が4万時間で、つけっ放しで4.56年持つ計算になるらしい。
一日中点灯なんてさせないし、10年以上は軽く持ちそう。
これがダメになったら廃盤になって後継モデルが登場してそう。
そして頭に引っかかり続けている…人感センサー付きZ-LIGHTの存在…
ということで
次回
人感センサー後付けしてみた(記事化予定)(しかし未定)