【折り畳み自転車にリュックサックを積む】リュックサック固定バー付きリクセンサドルを作ってみた
短くしたまえがき
DAHON Ⅲは折り畳み自転車ですから、輪行してどこかへ行くことを考えレストアとカスタムを続けてきました。
今回は荷物の固定方法です。
リュックサックを背負わずに自転車で運ぶ方法として、リクセンカウルだけでは不十分だと感じていたのですが、いい方法を見つけました。
ブロンプトン リュック固定で検索して画像を見れば一発で理解できると思います。(折り畳み自転車関連の創意工夫はブロンプトンを含めて検索すると結構見つかります。)
リクセンサドルと融合できそうだったので作ってみました。
長いまえがき
この記事の題名を見てもよく分かりませんよね。
リクセンサドルならリクセン化したリュックサックを固定することができるので、リュックサックを背負わずとも運搬することができます。
ならば何故固定バーが必要なのかというと、リクセンカウルのアダプタープレート無しでもリュックサックを固定できるからです。
リクセンカウルのアタッチメントにリュックサックを固定するには、リュックサックにアダプタープレートが付いている必要があります。
でもあれ背負い心地が悪くなりそうでなんとなく敬遠してました。
また、重いリュックサックの場合、キャリアに接して荷重を逃がすようにしないとアタッチメントが曲がるかずれるか壊れるかします。
プレート取り付け位置を丁度いい高さに調整してやる必要がありますが、自転車ごとにサドルとキャリアの高低差が違うので、汎用性を殺すことになります。
なんか嫌です。
そこで、キャリアの上に直接リュックサックを固定する方法を探すことにしました。
いろいろ試してみた結果、折り畳み自転車関連のことが知りたい場合には"ブロンプトン"という単語を入れると非常に質の良い情報が得られることを発見しました。
ブロンプトン リュック固定←これの画像を見ていただければ一発で理解できると思います。
構造を見るにリクセンサドルと一体化が可能で、しかも同時使用(リュックサック+リクセンカバン)もできそうです。
リクセンサドルは一度作っているのでやり方は分かります。
丁度いい材料が転がっていたので作ってみました。
リクセンサドル編
材料
加工
— 涼鈴【暇人工作員】 (@Suzu_hmjn) May 25, 2020
どのご家庭にもあるベルトグラインダーを使うと早いですね。
こいつがあるとナイフメイキングも捗ります。
組み立て()
マテリアル感があっていいです。
アルミにアルマイトにステンレスにカーボンに樹脂!!
取り付け()
サドルレールの内側に入るステーが長くて引っ掛かりました。
あれま
また加工
ディスクグラインダーで切断後、角を丸めます。
そして
組み立たないね
リクセンサドル作るといつもここでねじの長さが足りません
何故なのか…
組み立て
取り付け完了
ガッチガチです。
リュックとカゴどっちもいける
リュック+αもいけそう
でもこのままじゃ肩紐ずれるのでまだ部品が必要です。
肩ひも固定ベルト編
材料
平ゴムと、その幅に合ったバックルを用意します。
ちぎってぬいぬい
完成
値段からは考えられないほどしっかり留まります。
長さも調整できますし、バックルだと付け外しが楽ですね。
あとは
キャリアとリュックがずれないように固定するものが必要です。
ROK Strapsを買ったので、余った紐を束ねるテープクリップを用意すれば使えそうです。
使い心地
でも漕ぐ邪魔になるほどじゃないですね。
エンドキャップ付けた方が良さげな気はしますが。
軽いものならカゴだけでも十分なので、近場のときと長距離のときに付けるものを選べるリクセンカウルが活きてきます。
案外普通にイケましたね。
リュックの背面にループがあるので、カラビナタイプのバッグハンガーでお尻のとことキャリアを留めた記憶があります。
耐久テスト
機会が無くてしっかり試せてなかったリクセンサドル
— 涼鈴【暇人工作員】 (@Suzu_hmjn) November 12, 2020
カゴがズタボロだから替える予定だけど、アタッチメントはしっかり固定できてるっぽい pic.twitter.com/fpAOnamrdj
2kg程度なら余裕です。
ただ、普段の僕のリュックはやたら重いのでカゴだけで支えるのはやっぱり厳しそうな気がします。
【Excel2019】上付き・下付き文字を1動作で変更できるショートカットを独自に設定する
上付き文字と下付き文字の使用頻度が高い割に操作が面倒
工業高専なのでExcelは水力学だったり材料の強度計算だったりといろいろ使います。
ずっとストレスだったのが上付き文字と下付き文字。
Excelの計算部分じゃなくて、記号だったり併記する単位に使う場面が出てくるんですが、なんかやたらとめんどくさい。
かといって使わないと見づらい。
[Ctrl]+[Shift]+[;]と[Ctrl]+[Shift]+[-]のショートカットが使えればマウスに設定して一発だったのですが、それは古いExcel用のようで、僕のでは使えない。
キーボードだけでやろうとすると、
- 上付きか下付きにしたい文字を選択
- [Ctrl]+[1]でセルの書式設定のダイアログボックスを出す
- [Alt]+[E] (上付き)か[Alt]+[B] (下付き)でチェックボックスにチェックを入れる
- [Enter]でダイアログボックスを閉じる
は?面倒すぎる
愛機のG700sにマクロで設定することもできますが、文字を設定するたびにダイアログボックスが出てくるとか勘弁です。
遅延の関係で安定するかどうかも疑わしいですし。
とりあえず設定していた方法
セルの背景色とか文字の色と同様に、マウスでクリックすれば上付きとか下付きにできるようにリボンに配置していました。
ファイル-オプション-リボンのユーザー設定から便利そうな場所にグループを作ってこんな風に。
でもキーボードで文字を入力してからマウスに持ち替えてクリックして~~みたいな動作がやっぱり面倒でした。
他のタブ(挿入とか表示とか数式とか)の表示中だとタブの移動からしなきゃいけないので手間が増えるし…
なんか入力中にポチポチやっても反映されないことも多々あるし…
マウスにショートカットキーとして設定できれば一番楽だと考えたので方法を探しました。
結論・クイックアクセスツールバーに追加(&マウスに登録)
上付き下付きのショートカットで調べてたので、まともな情報が全然出てきませんでした。
あとから考えてみれば、コマンドに独自のショートカットを設定する方法を探せば良かったという…
ファイル-オプション-クイックアクセスツールバー(とりあえずやってた方法のすぐ隣かよ!)からコマンドを追加。
そうすると、[Alt]+[数字]の形でショートカットが割り振られます。(この場合は[Alt]+[5]と[Alt]+[6])
おしまい。
あとはこれをマウスに設定すれば一瞬で文字を変化できるようになります。
普通にショートカットキーとしてキーボードから使うのもアリだと思います。
Wordはマウスのボタンが全部埋まってたんですが、Excelは2個使用頻度が高くないの(=余ってたの)があったので丁度良かった。
本当はトグル式にして、一回押したら上付き、もっかい押したら下付き、更に押したら通常、ってできたらボタン1つで済んで完璧なんですけどね。
その方法は思いつきませんでした。
この方法は汎用性高いのでもっといろいろできそうですね。
Wordはボタンが埋まってなければな…左手デバイス欲しいな…
【OLD DAHON】Sturmey Archerの内装3段変速機の分解・組立方法メモ
まえがき
ロードバイクのリアの変速ワイヤーが切れちゃいました。
フロント2段でギアが8固定だと高専のある山の坂で詰むので、それよりはマシな走行性能であるDAHON Ⅲの整備をすることにしました。
ロード君はしばらくお休み。
気になってたのが前にもバラした内装変速で、たまたまあったグリスとオイル使ったけど大丈夫なのか(約1年経過)の確認と、オーバーホールに対する面倒くささを低減するためにしっかりと動画と写真で手順をメモしとこうと思いました。
明日というか既に書いてる今日小テストがありますが、始めちゃったもんは仕方がない。
写真だ~っと貼って、動画ペタペタしておきます。
分解順序写真ズ
反時計回りで緩む。
組立動画
ラチェット
— 涼鈴【暇人工作員】 (@Suzu_hmjn) January 26, 2021
遊星歯車のラチェット
— 涼鈴【暇人工作員】 (@Suzu_hmjn) January 26, 2021
続きと遊星歯車
— 涼鈴【暇人工作員】 (@Suzu_hmjn) January 26, 2021
軸と合体
— 涼鈴【暇人工作員】 (@Suzu_hmjn) January 26, 2021
ラチェットも合体
— 涼鈴【暇人工作員】 (@Suzu_hmjn) January 26, 2021
あとがき
初めてオーバーホールしたときはばねの紛失が怖くて分解せずに洗浄と注油を行ってたんですが、今回ばねまで全部分解してみたら、一箇所に2つばねが入っているのを見つけまして、ばねの合計が5個でした。ラッキー。
一番紛失と破損しやすい部品らしいので保管しておこうと思っていたのですが、組立動画撮ってたら一個消えました。
幻を見たのでなければ部屋に落ちているはずなので、どうにか見つけて確保しておきたいです…
アルミフレームで自作した作業机をデスクこたつ化した
過去記事参考
この机に手を加えてこたつにします。
(最近月間PVが600越えてビビってるんですが、その半分を下の構想・設計編が占めててなんか不思議です)
(組立編は人気がない。何故。)
冬超寒い
めちゃくちゃ寒いんです。
家の南側の部屋が僕の部屋なんですが、その南側の壁がほぼ全部窓です。
冬の朝なんて外より寒いくらいで、エアコン付ければ耐えられますが乾燥します。
特に床(フローリング)が冷たく、足の裏から無限に熱を奪っていきます。
上半身は服を着こめば解決ですが、足先は…
徹夜でレポートするには堪えられない寒さなので、暖房器具が欲しくなりました。
デスクヒーター買った…寒くはなくなった
結構評判が良いらしいデスクヒーターを買いました。
立体的なホットカーペットみたいな構造ですね。
3時間経ったら自動で電源オフ・倒れたら自動で電源オフ
定格145Wって書いてありました。
足の裏を暖められるのは凄く良いです。
でも他の面がちょっと微妙ですね。
出力が足りてません。
足の裏暖めるならホットカーペットでいいですね。
寒くはなくなりましたが、決して暖かくなったわけじゃないです。
こたつ作ります
暖房器具の王様、「こたつ」作っちゃいます。
椅子に座って使う机なのでデスクコタツですね。
こたつ布団の取り付け
家に昔のこたつの布団だけ余ってたので、そのこたつ布団を流用します。
布団の取り付け方法ですが…
布団を被せた突っ張り棒を、アルミフレームのジョイントの内側に引っかけてやります。
突っ張る必要なしですね。長さを合わせたただの棒でもよさそうです。
机の天板に次いで高かった部品(しかも強度的に過剰)ですが、まさかこんな形で役に立つとは…
ここまで計算済みだったということに…できないか
この状態でデスクヒーターを入れてみましたが、3時間ごとに電源を入れ直すのが面倒になったくらいで、あんまり暖かくはありませんでした。
空間が広すぎて、放出される熱が足りてない感じですね。
こたつヒーターの取り付け
こたつにはやっぱこのヒーターですよ。
なんか安くなってて40%OFFで手に入りました。
山善のカタログを見ると「人感センサー付取替えヒーターユニット」はYHF-HD600HSしか無いので型落ちではなさそう。
見えないところに設置しますが、人感センサー部分が黒くてカッコいいです。
手元コントローラーも黒かったらよかったな~
余ってた突っ張り棒(棚?)を引っ張り出して、組み立てて行きます。)
天板に取り付けることを前提としたヒーターなので、本来は隠れる裏側はなんかペラペラというかトゲトゲというか、なんかそのままにしておくのは嫌な感じです。
それと、こたつの天板裏(ヒーターの裏側)にはハードボードという耐熱ボードが挟まれているらしい…というのを見かけました。 リアル炎上なんてされたら非常に困るので、5.5mmMDFで代用することにします。
上下の位置を決めたら、(丁度良い位置にあった)輪ゴム銃の装飾穴を使って留めます。平行移動できるようになりました。
枠組みに取り付けるためにあるねじ穴を使って留めました。
本当は時計回りに90°回転した向きにしたかった(ケーブルの取り回しの都合)のですが、穴位置が微妙に合わなかったので妥協です。
ケーブルは突っ張り棒(棚)の裏側から通してやれば、ヒーターで焦げるなんてことにはならないはず…
机に取り付けます。
突っ張り棒(棚)の足らしきものが丁度いい高さで、机に干渉せず、床にも近づきすぎないように取り付けができました。
上の棒はこたつ布団ごと突っ張っていますが、蹴飛ばしてもずれないので強度は十分ですね。
ちらりと映り込んでいますが、人感センサーとコントローラーを仮固定。
使用感に問題がなければもうちょっとしっかり固定しようと思います。
そして、電源の入・切 スイッチがなく、温調コントローラーをぐるぐる回さないと電源が切れないという致命的な弱点(超面倒)を克服するために、スイッチ付き電源タップを挟みます。
これで完成。
こたつ完成
超暖かいです。
家にあるこたつより暖かい。
しかも椅子に座ったまま暖かいのでなんでもできちゃう。
取り付け位置が奥の面なので、足先から膝、太ももあたりまで暖まります。
エアコンなしで、上を特に着こまなくてもポカポカしてきます。
先人の知恵を参考にして、熱気が逃げないように椅子に毛布敷いたら暖かさが更に上がりました。
最大出力のままだと暑いくらいです。
ヒーターの前にコルクを敷いたら足裏の感触が良かったんですが、椅子のキャスターの音が煩い問題が残っていたので、薄めで防音性が高い布系のフロアマットを敷きました。
机の脚の外側の間隔が1000mm(になるよう設計したの)で、フロアマット500×500mm。ピッタリ合います。気持ちいい。
キャスターは結構動きにくくなりましたが、歩く音より静かになったのでまあいいでしょう…
あと、こたつで足裏に汗をかいても床がべたべたしないで済みます。
改善したい点
布団の見た目が最悪
もともと床に座って使うタイプのこたつ布団だったので、丈が合っていません。
デスクこたつ用の布団で黒系のがかっこよかったのでそのうち替えたい…でも高い…ヒーターよりも高い…
あと椅子の毛布
薄いのと、柄が可愛いので黒系でなんか落ち着いたやつがいいな…
ゴムかマジックテープで椅子からずり落ちないようにもしたい。
そしてヒーターの取り付け方法。
アルミフレーム製の机で拡張性が高いので、有り合わせで適当にささっと作ったんじゃなく、ちゃんと設計してアタッチメント化したい。
編入試験が先だけれども…
キッチンと僕の部屋が同じブレーカーの管轄っぽくて、母がレンジ使ったり炊飯器使ったり電気ポット使ったり食洗器使うとブレーカー落ちる。
どうしよう。
マルチディスプレイ環境で特定のモニターだけを回転させ、位置も変更するショートカットを作る
まえがき
念願のデュアルディスプレイ環境を手に入れた
↑過去記事
このまえディスプレイとモニターアームを買いまして、ノートPCと合わせてデュアルディスプレイ環境を手に入れました。
「エルゴトロン LX」
これがまた便利で、位置を自在に調整できるだけでなく、ディスプレイを360°好きに回転できるんですよ。(もちろんケーブルによる制限はあるのですが)
横画面2つでも快適ですが、Wordでレポート作成するときやPDFを閲覧するとき、ブラウジングで文字を沢山読むときなんかにはディスプレイを回転して縦長にすることができます。
しかし
不便な点があるんです。
いや、アーム動かしてディスプレイ位置を買えるのが面倒なのではないんです。
ハードではなくソフト面で…
ディスプレイの表示向きを実際の向きに変更するのが面倒すぎる
WindowsのUIがゴミだとまでは言いませんが、痒いところに手が届かないというか、効率化の手段を用意してくれないというか…
従来の手順
デスクトップを右クリックしてディスプレイ設定を開く。
(もしくは設定 - システム - ディスプレイ)
この画面になる。
回転させるディスプレイをクリックで選択(この場合は2のディスプレイ)
画面の向きを縦にする。
(僕の場合は縦(反対向き)の方)
マウスで位置を変え、適用してようやく完了。
物理的なディスプレイの位置関係をここで再現しておかないと、マウスをディスプレイを跨いで動かそうとするときに困ることになります。
戻すのもまた面倒
ここから画面の向きを戻すと
こんな風にずれたままなのでまたマウスで位置を戻して適用する必要がある。
うんやっぱこのUIゴミだな
これはもう効率化不可避ですわ
不便すぎてやってられないです
手段の検討
画面回転のショートカットキー
ノートPCなので今まで全く使う機会がありませんでしたが、画面を回転させるショートカットキーがあるのは知っていました。
挙動がどうあれ戻せばいいだけと思いとりあえずCtrl + Alt + 矢印キーをポチり…
しかし上下左右のどれも反応しませんでした。
調べてみたら、IntelではないGPUだと使えないんだとか。
いやでも僕のはIntelのだし…と更に調べると、オプションのところでこの機能を有効か無効に切り替えられるようです。
オプションを開くと
更に調べた結果
第6世代の製品から始めて、インテルの最新グラフィックス・コントロール・パネルから、回転機能とホットキーが削除されました。インテル・グラフィックス・コントロール・パネルに回転が表示されていない場合に、回転制御にアクセスするには、OS のディスプレイ設定で [方向] と表示されている必要があります。
引用:画面の回転方法
なんか文の最初意味が分からない。
それはともかく、無いものは無いようで、画面回転はWindowsの設定からやれってことですね。
残念。
画面を回転させるソフトウェア
iRotate
インストールして実行すると、ディスプレイの数だけタスクトレイアイコンが出現します。
この数字はディスプレイ設定での識別番号のことで、左右どちらかでクリックすると
このように画面の回転方向を変更できるようになります。
また、ショートカットキーによる画面回転ができなかった僕のPCでも、ソフト起動中はできるようになりました。
この画像は1の方で、2をクリックするとショートカットキーの組み合わせがAltではなくShiftでした。
キーの組み合わせで回転させるディスプレイを選択できるということですね。
しかし残念なことにこのソフトウェアでは回転しかできず、ディスプレイ位置については設定画面から手動で調節する必要があります。
Screen Rotate
画面の向きを直接指定するか、反時計回りに90°ずつ回転していきます。
上のところから回転の対象ディスプレイを選択できます。
僕は全部なしにしちゃいましたが、ショートカットキーが自分で設定できるようになっていました。
これも、画面回転ショートカットキーが使えるようになるソフトですね。
回転しかできないのでディスプレイ位置は手動…
設定情報を書出・読込をすることでディスプレイの設定を変更できるソフトウェア
DISPLAY CHANGER II
真打登場です。
このソフトウェアはディスプレイの設定をXMLファイルとして書き出すことができ、それを読み込むことで適用することができます。
つまり、XMLファイルを何パターンか作っておけば、それを切り替えることでスムーズなディスプレイ設定の変更を行うことができるのです。
書き出される情報にはディスプレイの回転方向は勿論のこと、位置関係や解像度、ディスプレイ表示方法(拡張・複製・特定のディスプレイのみ)などが含まれています。
僕がやりたいことは全て、これだけで実現できるようです。
Display Changer IIは、Windowsデスクトップの幅、高さ、色深度、リフレッシュレート、および回転を一時的または永続的に(構成ファイルを介して)変更します。
Display Changer IIは、特定のディスプレイ解像度で別のアプリケーションを実行し、アプリケーションが終了すると前の解像度に戻ることができます。
解像度を永続的に変更し、マルチモニター設定でモニターを再配置できます。
Display Changer IIは、モニターの複製(クローン作成)、デスクトップを複数のモニターに拡張、メインPC画面のみ、サブ画面のみといった構成をすることもできます。引用:Display Changer IIダウンロードページ(Google翻訳&手修正)
シェアウェアですが、非営利の個人利用か教育目的での使用であれば無料で使うことができます。
めちゃめちゃありがたい…
参考にさせていただいたサイト
どちらの方も目的は微妙に僕と異なっていますが、同じ機能を使っているのでやることは同じです。
手順
これから行うのは僕がやった手順です。
やりたいことは、複数のディスプレイ設定をツールバーから参照し、ワンクリックで切替ができる、というもの。
この場合の複数とは、トグル式に切り替えると逆に不便になりそうな3種類以上です。
切り替えたい設定が2種類だけという場合は先ほどの fastapple.hatenablog.com この方を真似た方が楽だと思います。
ツールバーへのショートカット登録はおすすめですよ。
DISPLAY CHANGER IIのダウンロード
12noon.com
公式サイトからDISPLAY CHANGER IIをダウンロードし解凍。
インストールするわけではないのでどこか適切な場所に配置してください。
僕はポータブルアプリを纏めてOneDriveに放り込んでます。
dc2.exeがあるフォルダでコマンドプロンプトを開く
エクスプローラで開きたい場所へ移動し、場所が表示されている欄のアローボタン(∨ ←こんなの)のすぐ左あたりの空白を左クリックすると青く選択されます。
そこにcmd
と入力してEnterを押せば直接コマンドプロンプトで開くことができます。
ディスプレイを手動で設定
まず、従来の方法で記録したい設定へと変更してください。
さっきから何度か挙げていますが
- 画面の回転方向
- 画面の位置
- ディスプレイ表示方法(拡張・複製・特定のディスプレイのみ)
あたりですかね。
XMLファイルの作成
記録したい設定に変更できたら、さっき開いたコマンドプロンプトに下記のコマンドを入力します。
.\dc2.exe -create="ファイル名.xml"
すると、dc2.exeがあるフォルダに"ファイル名.xml"というファイルが作られます。
この「ディスプレイ設定→XMLファイル作成」という流れを、記録したい設定の数だけ繰り返します。
ファイル名はあまり分かりづらくならないようにしましょう。
僕の例
- 水平のディスプレイを上下に二つ Dual Horizontal Display
- 水平と垂直 Horizontal & Vertical Display
- 水平のディスプレイ(メインだけ) Horizontal(MainOnly)
- 水平のディスプレイ(サブだけ) Horizontal(SubOnly)
- 垂直(サブだけ) Vertical(SubOnly)
バッチファイルの作成
XMLファイルを読み込み設定を変更するバッチファイルを作成します。
これもdc2.exeと同じ場所に。
@echo off set DC2DIR=コマンドプロンプトで開いたフォルダ set DC2EXE=%DC2DIR%\dc2.exe %DC2EXE% -configure="%DC2DIR%\ファイル名.xml"
コマンドプロンプトで開いたフォルダはC:\なんちゃら\かんちゃら\dc2
みたいな感じです。
dc2.exeがあるフォルダ名です。
ファイル名.xml
はさっき作成したやつです。
バッチファイルの名称は、分かりやすくXMLファイルと同じでいいんじゃないでしょうかね。
ショートカットの作成・配置
ここまでで、XMLファイルとバッチファイルは共にdc2.exeと同じフォルダに存在しています。
バッチファイルをクリックして起動するために毎回そのフォルダまで行くのは面倒ですから、ショートカットを作りツールバーに配置してしまいます。
- dc2.exeと同じ場所に ToolBar というフォルダを作成。(名前はなんでもいいです)
- バッチファイルのショートカットをそれぞれ作成し、ToolBar内に移動。
- タスクバーを右クリックし、「すべてのタスクバーを固定する」のチェックを外す。
- タスクバーを右クリックし、
ツールバー
-新規ツールバー
でToolBarを選択。 - 位置を調整。
- タスクバーを右クリックし、「すべてのタスクバーを固定する」をチェック。
位置の調整次第では、常時全アイコンを表示したり矢印をクリックしたら展開するようにできます。
僕はこれとは別にMediaControlや諸々のショートカットを配置していますが、ツールバーに配置するためのフォルダを分けたり合わせたりでそれなりにカスタマイズできそうです。
アイコンの変更
全部デフォルトのショートカットのアイコンのままでは使い勝手が悪すぎるので、アイコンを変更します。
ショートカットを右クリックし、プロパティ
-ショートカット
-アイコンの変更
から、参照します。
このカスタムアイコンは、dc2フォルダにicons
フォルダを作ってその中に入れました。
因みにアイコンは全部自作しました。
アイコンとして小さくなったのをよく見ると枠が消えてるところがありますが、まあそのうち作り直したいですね。
はてなにはICOファイルを貼れなかったので、元データであるPNGファイルをここに置いておきます。
オンラインか何かでICOに拡張子を変換すれば使えます。
出来が悪い癖に言うのもなんですが、 無断転載は無しで、個人的利用のみでお願いします。
完成
これでワンクリックでディスプレイ設定を変えることができるようになりました。
かなり多めにパターンを作りましたが、アイコンの可読性と表示を折りたたませることで、使い勝手はかなり良いです。
機会があれば、実際に使っている様子の動画でも撮りますね。
ノートPCには伸縮タイプのHDMIケーブルが超おすすめという話
まえがき
前回の記事↓にてデュアルディスプレイ環境を構築しました。
買った当初、ディスプレイに付属していたHDMIケーブルが太すぎたことにより、電源ケーブルと合わせるとアーム内に収まりきらず、アームに沿った配線に失敗しました。
細いHDMIケーブルを購入して配線のリベンジをするつもりでしたが、他にも問題がありました。
こちらをご覧ください。
ノートPCにHDMIケーブルを挿すと横向きにケーブルが伸びるのですが、すぐ傍にあるマウスへの給電ケーブルに触れてしまい、ケーブル同士の摩擦でマウスがスムーズに動かせなくなることがありました。
キーボードとマウスには操作しやすい距離というものがあり、そこに調整すると丁度ケーブルが干渉するという…
ということで、デスク周りの配線の見直しを行います。
買うもの
まず細いHDMIケーブルです。
これがないとモニターアームに沿った配線ができません。
また、ノートPCから伸びるHDMIケーブルは、端子がL字に曲がったものを使ってマウスの給電ケーブルと干渉しないようにしたいです。
あと折角ディスプレイを買ったので、まだ持ってませんがSwitchを買ったら接続できるようにもしたいです。
で
買ったもの
配線作業
モニターアーム
ディスプレイから電源ケーブルと細いHDMIケーブルをまとめ、モニターアームの上の腕に結束バンドで固定します。
首の可動でケーブルが突っ張らないように、しっかりと余裕を持たせておきます。
なんでわざわざHDMIケーブルを短くするのかというと
HDMI切替器
モニターアームの基部にHDMI切替器を設置(強力両面テープでぺたり)するためでした。
ポートが2つあるので片方をPC用、もう片方はいつか買えると信じているSwitchのために空けておきます。
そして
ねじねじHDMIケーブル
買うときL字端子という点だけではなく、右向きか左向きかを3回くらい確認しました。ここ間違えたら悲惨…
これで、もうマウスの給電ケーブルとHDMIケーブルが干渉することはありません。
こいつ・・・伸びるぞ!
こんな感じ pic.twitter.com/YB5J0uGWWT
— 涼鈴【暇人工作員】 (@Suzu_hmjn) September 20, 2020
伸縮タイプのHDMIケーブルなので、ノートPCを動かしてもこんな風に伸びて追従してくれます。
家の固定電話の受話器みたいです。
結論・ノートPCなら絶対おすすめ
例えばPrime Videoでアニメを観るとき
PDFを表示させてマウスだけで操作し、レポートを書くとき
ノートPCを壁に立てかけておけば、机の上を広々と空けることができるのです。
僕のノートPCの電源端子とHDMI端子はそれぞれ左右についているので、VAIOの文字の向きに立て掛けるとケーブルの生えてくる方向とぴったり同じになります。
このぴったり感がたまらね~
排熱口のすぐ近くにあった机の天板が無くなり、放熱の効率もよさそうです。
うーんパソコン立てが欲しくなってきました。
おまけ・マウスの配線
僕のマウスは無線マウス(G700s)ですが、バッテリーの持ちが悪いので有線で給電しながら使用しています。
昔はノートに直接接続(有線モード)していましたが、今は
ノートPC-USBモジュール ・ ・ ・ G700s-ケーブル-ACアダプタ
というように、ノートPCとは無線で通信しつつ、有線で給電させる仕組みをとっています。
ノートPCとマウスが物理的に繋がっていないので、さっきの写真のようにノートPCを遠くにやっても手元のマウスでPCを操作することができるのです。
快適快適
エルゴトロン LXを買ってデュアルディスプレイ環境を構築した話
まえがき
生まれてこのかたノートPC生活を続けてきた僕ですが、この度23.8インチディスプレイとモニターアームを購入し、念願のデュアルディスプレイ環境を手に入れました。
まあモニターアーム買うのに大層な理由なんてないですよね。
あれば便利、見やすい、かっこいい。
買った今だから言えますが、これはもう人権でいいと思います。
要塞みたいなデスクトップや4Kディスプレイやさらに沢山のモニターアームにお高い椅子でコクピットみたいなロマンの塊の作業環境を整えたいとは思いますが、学生がやることでもできることでもなく…
ひとまずは手の届く範囲でこだわっていきます。
買い物
予算
バイトをせずに自宅でぬくぬく遠隔授業生活を送り続けている高専生(ニートとか言わないで)なので予算は25kでした。
ディスプレイ
後述のモニターアームがそこそこ値が張るものを選んでいたのでヤフオクで物色。
サイズは部室の20インチディスプレイは小さいと感じたことがあったので、一回り大きな23.8インチ。
解像度はフルHDで十分。
端子はHDMIがあればそれでいいいです。
VESAマウント対応は必須ですね。
まずLenovoのThinkCentreの少し古いのが3kで2台別々で出品されているのを見かけました。
これが上記条件を満たしておきながらこの安さで、おそらく小型デスクトップを差し込んで使うような構造なのが敬遠されてて狙い目だな~って思って片方に入札しておきました。
入札の事なんて忘れて早く寝たところ、僕の方だけ高値更新されて手に入りませんでした…
自業自得…
そして、次に見つけたのがiiyamaのProLite XU2492HSUでした。
7kくらいで落札。
いや~これが大成功ですよ!!
新品の1/3、中古相場の半額くらいです。
その理由が、画面の電源を切った状態で下から上に向けて光を当てると見える水滴の跡と、スタンド部の傷でした。
スタンドは外すので問題ないですし、水滴の跡は使用中には全く見えないなら気になりません。
下からわざわざ光を当てなければ、画面の電源切った状態で部屋の電気を点けても跡がほとんど分からなかったのは嬉しい誤算でした。
機能面でも、
と、僕が求めていた以上に色々ついててもう素晴らしい。
ベゼルレスとまではいかないものの、ベゼル幅2mmに非表示領域4.3mmで6.3mm幅の縁ってのもいいですね。
見た目がスマートです。
めちゃくちゃいい買い物ができました。
モニターアーム
モニターアームは定番のこれを買いました。
モニターアームはけちけちしちゃダメなところですね。
エルゴトロンなので安心です。
10%オフのクーポンだか何かで割引されたので、12~13kくらいで購入。
組み立て
開封
最高
クランプで基部を机に取り付け
天板の上面側は、この土台の裏側がしっかりがっちり保護してくれそうなのでノータッチです。
僕の机は天板の縁から幕板(というかアルミフレーム)までの奥行が、短辺100mm、長辺が70mmです。
クランプで何かを取り付けることを見越してできるかぎり奥行を確保しようとしたのですが、長辺は天板の固定穴位置の都合で70mmが限界でした。(詳細は過去記事参照)
ほんともうピッタリすぎて…
安心です。
クランプの取り付け可能厚は10mm~60mmらしいですが、奥行きは70mm以上が条件ですね。
ディスプレイの取り付け
写真はありませんが、画面を下向きにしたディスプレイを床に置き、アームをVESAマウントで取り付けます。
このとき、ディスプレイの首振りをする関節がとても固いので、梱包されてきたままの角度でまずディスプレイを取り付け、首の角度は全部組み立てるまでは弄らない方がいいです。
重いディスプレイを支えるためにあえて固く設定されているようで、ディスプレイを取り付けその縁を掴むことで力点が離れ、てこの原理で動かしやすくなります。
蛇口の取っ手の役割をディスプレイが果たすイメージです。
そしたら、基部のポールにアームを挿し込みアーム本体の作業は終了です。
配線
ディスプレイの電源ケーブルと付属のHDMIケーブルをアームに沿って…とやろうとしたら無理でした。
HDMIケーブルが太すぎて、電源ケーブルと一緒にするとアーム内のケーブル収納部に収まらないという…
電源ケーブルは分かりますが、HDMIケーブルが太いのはなかなか不便です。
とりあえずアームは無視することにして、直接ディスプレイとノートPC・電源を繋ぐことにしました…
が、
後日、配線のリベンジをしました。
細いHDMIケーブルさえ手に入ればこっちのもんです。
このとき、ついでにノートPCの取り回しを最高に良くできる方法を見つけ、実際に試してみたので宜しければこちらの記事も見てみてください。
完成
(※配線のリベンジ前の写真が紛れてますが、盛れててかっこよかったので許してください)
感想
姿勢が楽
やっぱデカい画面っていいですね~
椅子の背もたれを倒して楽な姿勢のままアニメが観れるのがこんなに楽だったとは…
ノートの画面を見ながら延々と文字を入力してると肩が痛くて痛くて仕方がないのですが、背もたれを倒し、最大まで突き出した画面だけを見て、入力はブラインドタッチでだらーっと打ってると肩の痛みが消えました。(今これ書いてるのもその姿勢)
これだけでも買う価値ありますね。
画面が増えて作業効率爆上がり
まず単純に表示領域が2倍です。
ディスプレイの大きさを考えたら3倍近いですね。
表示できる情報量が増えるだけで、もうすごく快適です。
遠隔授業でTeams+何かを使うことが多いのですが、WordだろうとExcelだろうとChromeだろうとTwitterだろうと、いちいちウィンドウを前面に持ってくる作業が無くなるのでストレスがぐっと減ります。
これが人権か…
縦にWordを表示するのはまだ慣れませんが、A4縦で書いてるものを縦長で表示すべきなのはまあ当然すぎますね。
無駄な空白を表示する領域が減って、情報の密度が上がります。
AviUtlを使うときにウィンドウ多すぎて表示しきれない問題が悩ましかったのですが、もう完全に解消しました。
快適すぎる~~~
可動範囲
上下左右前後に回転までしてもう面白いですよ。
大きな机でも見やすい位置に調整できます。
突き出し量がこれだけあっても安定しているのは凄いです。
首の角度…なぜそうしたの
これ超不思議なんですよね。
ディスプレイをこんな上方向に向ける必要ある?????
もっと下向けるようにしなかったの???
所謂寝PCをするには、これじゃ角度が足りないですね。
僕の椅子はリクライニングがあまり倒れないので、この椅子である限りは丁度いいくらいですが…
VESAマウントに金具を挟んで、上方向を犠牲にする代わりに下方向に向くようにして寝PCをやっている方もいるようなので、僕もそのうちやってみたいものです。
それと、おそらく重量のあるディスプレイを支えるために上向きにする方向へばねでテンションをかけられていて、上向きには滑らかに動かせますが下向きへ動かすのはちょっと固いです。
両手じゃないと難しい…
次回予告
Win10君のディスプレイ設定に優しさが皆無
今回デュアルディスプレイ環境になって、一番の不満点はWindowsのディスプレイ設定の面倒さです。
PCのみ・セカンドスクリーンのみ・複製・拡張の切替はまだ許せます。
問題は、画面の縦横を切り替える画面回転の方法が、設定画面からチマチマアクセスして手動で変更するしか純正で方法が無いことです。
1画面なら画面回転のショートカットもありますが、2画面で、しかもセカンドスクリーンだけを回転させるような方法は備わっていません。
ということで、めちゃくちゃ調べた結果"別の用途に使われるけど同様のことをワンクリックでできる方法"を見つけたので共有したいと思います。
そのうち