涼鈴雑多工廠

涼鈴雑多

〜暇人工作員のブログ〜

【備忘録】カテゴリの階層化及びパンくずリストを設定する(はてなブログ)

参考に(というかそのまま模倣)したブログ
本家の方
【はてなブログ】公式パンくずリストの階層化とカテゴリーのアーカイブ表示を行うブログパーツを作りました - 小さな星がほらひとつ

応用の方
はてなブログでカテゴリーを階層化する方法を確認してやってみた | unico fun life

追記
himajin-kosaku.hatenablog.jp より新しいこの記事にて、手順の2,3で行ったことを削除することになる。

  1. 「デザイン」→「カスタマイズ」→「記事」から「記事ページにパンくずリストを表示する」にチェック

  2. 「デザイン」→「カスタマイズ」→「フッタ」にスクリプトを貼り付ける(このまま)
    <!--パンくずリストの設定-->
    <script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.1.0/jquery.min.js"></script>
    <script src="https://hatena.wackwack.net/v1.1/js/breadcrumb.min.js"></script>
    <script src="https://hatena.wackwack.net/v1.1/js/category_archive.min.js"></script>
    
  3. 「デザイン」→「カスタマイズ」→「ヘッダ」にスクリプトを貼り付ける(このまま)
    <!--パンくずリストの設定-->
    <link type="text/css" rel="stylesheet" href="https://hatena.wackwack.net/v1.1/css/fulldisplay.min.css"/>
    
  4. 「親カテゴリ」→「親カテゴリ-子カテゴリ」の順で記事に登録する。(編集画面のサイドバーで、カテゴリをクリックして掴めば順番を入れ替えられる)

  5. 「デザイン」→「サイドバー」→「カテゴリー」の「編集」で並び替え順を「カスタム」にし、
    「親カテゴリA」
    「親カテゴリA-子カテゴリa」
    「親カテゴリA-子カテゴリb」
    「親カテゴリB」
    「親カテゴリB-子カテゴリa」
    という要領で並び替える。
    (順番の規則に沿っていれば、カテゴリーの表示順が「アルファベット順」になっている必要は無い。しかし、カテゴリーを新しく追加すると順番が崩れることがあるので定期的にチェックした方がいい。)

つづく

himajin-kosaku.hatenablog.jp

【PC作業から工作まで】アルミフレームで汎用性の高い作業机を自作する~構想・設計編~

これは続き
himajin-kosaku.hatenablog.jp

これは続きの続き
himajin-kosaku.hatenablog.jp

ちょっと長い前置き

みなさんはどんな机を使っていますか?
ものづくりには(設計でも加工でも)、"良い"机が必須だと思います。

僕の部屋にはMy机が無く、家にあるのは

  • ペラペラの樹脂製の折畳み机
  • 奥行きが無く細長くてガタガタする机
  • こたつ
  • 父→妹へ渡った普通の(ちょっと軽い?)机

と、万力台でヤスリ掛けするにも、パソコンをするにも、電子工作をするにも、(勉強をするにも?)とにかく向いてない机ばかりでして…
何をするにも妹の机を借りることになり、ヤスリ掛けに至っては机の重量が無いせいで固定が意味を成さず、床でやっています。
僕の椅子も妹の机の前が定位置です…

また、僕の部屋には棚が2つとワゴン1つしか家具がなく、押し入れの中は分類が不十分で材料と工具でごった返しています。
自転車のレストアを床でやっていたため、床も…悲惨です。

新型コロナウイルスの影響で始業がかなり遅くなり、夏休みよりも伸びた春休みの真っ最中という良い(暇な)機会なので、部屋の整理をするために収納器具が(ついでに机も)欲しいと父に相談したところ、詳細に計画を立ててからと言われました…

紙に描くかCADでやるか迷いましたが、今後の家具・収納の追加や、引っ越し等で家具の使いまわしの可否の判断などに便利だと考え、Fusion360で部屋を3Dモデル化することにしました。

しかし、念願だった机が作れるというのに部屋を先にモデリングできるはずがありません。
ということで机を設計します。

机の仕様

まず、天板の色は黒です。これは確定事項です。
何故なら好きなので。

用途

木工・金工・電子工作・レザークラフト・裁縫・PC作業
もしかしたら勉強、といった具合でしょうか。

高さ

当初、彫金机を参考にして作りたいと考えていました。
削って出る粉を受ける部分や目に物理的に近く作業が見えやすいのは良いことです。
しかし、彫金机の高さ(90cmくらい)では作業によって向き不向きが極端です。
机に台を載せてやれば高さを上げることができるので、机自体は通常の高さにすることにします。
身長からおすすめの天板の高さを計算して教えてくれるサイトや疲れにくい姿勢について調べたことを参考に、妹の机に板を敷いて実際に高さを体感してみて(この記事はその状態で書いています)74cmに決定しました。

天板の材質

作業机の自作では、専ら木材が天板として使われています。
値段や加工性の良さが理由でしょうか。

しかし僕にはずっと好きだった天板があります。
理科室の実験台の天板です。
艶消しの黒でかっこよく、すべすべで、ひんやりしているけど冷たすぎることはなく、耐薬品性に優れ、耐熱性もそれなりにあり、学校で使われるレベルなので圧倒的に頑丈…
つまり実用性も見た目も最高なのです。

実験台をそのまま買うわけにはいかないので、実験用の作業台を探しました。
それで見つけたのがサカエの軽量実験用作業台です。
しかし高さが80cmということで、天板だけ購入し脚は自分で作ることにしました。

この天板にはいくつか種類があり、見つけたのはグラサル・トレスパ・特殊アクリル系樹脂・メラミンでした。
中学時代に理科室の机でシャーペンのローレット "が" 削れるということを経験したことがあり、真鍮が削れる材質というと硬質セメントが基板となっているグラサルだと判断しました。
Amazonで発見したので注文したのですが在庫がなかったようでキャンセルにされ、もう一方の業者でも同じことになりました。
製造が終了しているので仕方のないことです…
実験台天板の解説を見つけたので参考にし、耐熱性は劣れど耐薬品に勝るというトレスパ天板を注文し現在到着待ちです。
薬品より半田ごての方がよっぽど扱う時間が長そうですが、無いものは仕方がないので妥協します…

構造

ヤスリ掛けでは切削抵抗により土台(机)に前後方向の力が加わります。これに耐えるには、剛性と重量、奥行きが必要です。

天板の寸法は1200×750×40,1500×750×40,1800×750×40の3つがありましたが、奥行きはどれも同じだったので一般家庭サイズの1200にしました。
とは言っても、4人家族用の食卓くらいはあるのでめっちゃ広いです…

サカエの天板には天板取付ピッチというものがあり、その間隔にあけられた穴とM8×18の六角アプセットセムス(プラス型の溝がある六角ボルト)を用いて本体(机の脚)と固定するようです。
1200の天板取付ピッチは800×510だったので、それに合わせてアルミ構造材を組み合わせ、脚を作ります。

脚の間隔は天板取付け穴に干渉せず、また安定性を損ねないように広く取るようにします。
しかし、クランプ等で何かを天板の縁に固定することがあるかもしれないので、取付け穴位置の関係で設計の制約が緩い短辺では縁から10cmのアルミ構造材が存在しない空間を確保します。
(下にある3Dモデルを見れば分かりますが、長辺は同じようには行きません…)

厚さが40mmもあり、天板の体積が大変なことになっているのでまず確実に重いです。
この天板をしっかりと支えることができる脚を設計すれば、屋内でできるどんな作業にも対応できるでしょう。

何kgになるのかは分かりませんが、まず確実に重いであろう机を4本足で床に置くと、賃貸なのに床が大変なことになってしまいます。
また、個人でなら一生使えるかもしれない程の天板の裏側に傷が入るのも避けたいところです。
脚は汎用部品で作るのですから、痛んでも交換すればよいのです。
ということで、床と天板の裏には荷重が集中しないよう、アルミフレームに分散させる構造にします。

使うアルミ構造材の種類

参考にさせていただいたブログで見たガセットジョイントに一目惚れしてしまったので、SUS(ステンレスではなく社名)のXFシリーズを使います。

しかし、XFシリーズはSFシリーズと違ってどこでも好きにねじ留めができる構造ではなく、アクセサリのタップベースを使っても天板が枠から浮いてしまいます。
ターンナットでは穴径が足りません。
汎用性が低いと感じるアクセサリが多く、天板と脚との固定方法に悩みましたが、M8で、フレーム面(天板と触れる部分)とツライチで、しかもステンレスというまさにピッタリなサイドナットを探し当てたのでこれを使うことにしました。
天板の穴がおそらく雌ねじで、サイドナットの穴も雌ねじだと少々都合が悪いのですが、サイドナットの穴をΦ8のドリルで広げてやればいけると思います。

部品のCADデータをダウンロード

カタログ・CADデータ検索から使う部品のページを開き、CADデータをダウンロードします。
Fusion360で扱うのでSTP(STEP形式)を選択しダウンロードします。
ZIP形式で圧縮されているので解凍します。
するとその中身はLZH形式で圧縮されているので適当なツールを使って解凍します。
そうしてできたものをFusion360にアップロードし準備完了です。

1つずつダウンロードするとファイル1つにつき2回ずつ解凍していく必要があるので地味に面倒です。
できるだけまとめてチェックを入れ、一気にダウンロードすると少しだけ手間が減ります。

モデリング

寸法と天板取付ピッチを参考に天板を作ります。
他は全てダウンロードしたものをコピーと移動で組み合わせてやればいいので楽です。
点から点の移動に若干のコツが要りますが、レゴみたいで楽しいです。

サイドナット

フレームだけは部位によって長さが異なるので、部位ごとに別のデザインとして保存、押し出しで長さを調整、メインのデザインに挿入、という手順を踏みました。
部位ごとに分けておかないと、押し出しで長さを変えようとしても継ぎ目ができてしまいます。

完成した3Dモデル

ラーメン構造の梁を増やそうか迷いましたが、見た感じなんとなくいけそうなのでこれで行きます。
机のあとにもまたアルミ構造材で工作する予定があるので、組み立てて足りなそうならまた足せば良いのです。

初めてレンダリングで焦点とぼやけの調整をした

発注

M5のタップベースが2つあると、自転車用のボトルケージが取り付けられます。
また、ケーブルクランプもあると便利そうです。

机の脚の部品とこれらを合わせたものを発注します。
フレーム内蔵の、見えないところに使うジョイントが一番高いです…地味に多い…
フレームの加工記号もPDFで探し当てる必要があり、最初はどこ見ればいいのかさっぱりでした。(2020年4月16日現在 XFシリーズは414ページでした)
計算によると合計27424.32円のはずですが、果たして…

追記
部品ごとに金額が設定されるのですが、部品によっては生じる小数点以下は切り捨てられるようで、27423円+税でした。
そもそもの長さの読み取りミスがなければ、間違いなく注文書に内容を写せたようです。

注文にはネット発注システムのWEB SUSを使います………が、推奨ブラウザがIESafariという…えぇ…
このパソコンを使い始めて結構経ちますが、IEがようやく日の目を見た気がします。

また、初めて注文する際にはWEB SUSの利用登録を行う必要があり、翌営業日までに「ID」「パスワード」が送られてくるという仕様なので僕みたいに変な時間にやると待ち時間が生じて虚無になります。(今がそう)

追記
午前2時ほどに登録したのでこれは長くなるな…なんて思ってたら、寝て起きて11時前には来てました。
思ってたよりずっと早かったです。

続く

これは続き
himajin-kosaku.hatenablog.jp

これは続きの続き
himajin-kosaku.hatenablog.jp

おまけ

部屋のモデリングと家具のモデリングもできました。

涼鈴の部屋
壁が無いので妹の部屋とリビングとは直通
机以外は造形も色も適当な感じです。椅子はコクヨの3Dデータをダウンロードしました。
今使っているものに雰囲気がそっくりです。

輪ゴム銃のブローバック機構まとめ・解説

はじめに

輪ゴム銃を作る者であれば、誰もが一度は憧れると言っても過言ではない。
それがブローバックする輪ゴム銃です。

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画像はイメージです。(お気に入りのモデルガンです)
僕も作りたいですはい。

新型コロナウイルスの影響で色々あり、レーザー加工機を使用しての創作活動に支障が出そうなので、半年くらいはなるべく家にあるCNCフライスを使用し切削加工を主とした方向へシフトしようと考えています。

今までの2(.5)次元設計はレーザー加工機で大量に生産することを考え行ってきたものです。
しかしCNCフライスで加工をするならば、レーザー加工機では不可能だった3次元加工が可能となり、生産数は減りますが非常に複雑な機構を持った輪ゴム銃が作ることができるのです。

勿論従来の設計方法でも問題なく製作できるのですが、このような機会でもない限り慣れていて楽な方ばかりに傾いていくのが僕という人間です…
ということで、CNCフライスを使ってブローバックする輪ゴム銃を作ります!!

その下準備としてブローバック機構の復習をするとともに、ついでにまとめてブログネタにしてしまえ、ということで書き始めたのがこの記事となります。
ブローバックする輪ゴム銃を作りたいと考えている同志の役に立つことがあれば幸いです。

分類

ブローバックする輪ゴム銃と言ってもそれなりに種類があります。

まずブローバックの動力源。
一番重要なところです。

実銃のように火薬の燃焼ガスの圧力を利用することも、エアソフトガンのようにガスの圧力や電気エネルギーを利用することもできません。

基本的に輪ゴム銃はゴムと人体以外の動力源を持たないので、必然的にこの2つで、具体的には「弾の輪ゴム」「引き金」によってスライドが動作することになります。
しかし、大まかに2つに分けられるだけで、ブローバック機構はさらに細分化しているため、下に実例を交えてまとめていきます。

次は排莢アクションの有無。これは見栄えのよさが半端ないですよね。
ブローバック機構そのものの動作には関係がないので無くても全然成り立つのですが、おまけで付け加えやすいものだと思います。
但し、スライドストップの動作にマガジン内のスプリングを利用したものがある(僕の持ってるモデルガンはそうでした)ため、ブローバック機構によっては必要になることがあるかもしれません。
どうせ複雑な機構を組み込んでブローバックさせるなら、排莢までさせてしまいたいですね。

引き金動力式

完全一体型

ブローバック機構のなかで最もシンプルな構造です。
引き金とスライドがくっついていて、引き金を引くとスライドも後退します。引き金を放すと牽引ゴムによって引き金とスライドが元の位置に戻ります。

ゴム銃のオッグクラフトさんで解説されている斜面滑射方式に近いイメージです。

引き金を引く速度でスライドが動くので、ゆっくり引くとスライドもゆっくりと動きます…
(映像で引き金を素早く引いているのを見ると、なんか…悲しい気分に…)
引き金を引き切ったままだとスライドは開きっぱなしです。
個人的にはブローバックと認めたくないラインです…
心の中で似非ブローバックと呼んでいます。

追記

僕と同じ感性の方がいらっしゃいました!!

増幅連動型

上に次いでシンプルです。
引き金の回転する動きを長い腕で増幅(引き金が1cm引かれたなら、スライドは5cm後退する、というイメージ。引き金は重くなる。)し、スライドを押します。
一定以上引き金を引くとスライドが元の位置に戻り、引き金を引き切ったままでもスライドは閉じたままになります。
引き金を放すと噛み合い、再び連動するようになる、という構造です。

1:48の機構の解説が分かりやすいです。
残弾が無くなると噛み合わなくなり、引き金を引いてもスライドが動かなくなる機能があるようです。

0:28付近で引き金に合わせて倒れているのがその腕です。
1:30から機構の解説があります。最高に分かりやすいですね。

引張瞬間解放型

最も複雑で最もリアリティが高い構造(個人の感想)です。

引き金をゆっくり引いてもスライドは動かず、一定の位置に達すると急にスライドが前後動します。
スライドを後退させるゴムを引き金で引くため、引き金は重くなります。

誇張抜きで、世界で最も有名なブローバックする輪ゴム銃です。
僕も初めて観たブローバックする輪ゴム銃はこれでした。
正直なところ、この動画だけでは機構がさっぱり分からないのですが、これ以前の動画で参考にされた方について言及されていました。
おそらく同じ構造だと考えられます。
それが下の動画の構造です。

この動画は僕が初めてブローバック機構について理解できたものです。

  1. スライドは閉じる方向にテンションが掛けられ、フレームに爪でロックされている。
  2. 引き金を引いていくとスライドを開く方向にテンションを掛ける輪ゴムが引っ張られる。
  3. 2で伸ばされていく輪ゴムの張力が1のスライドを閉じる輪ゴムの張力を上回ったところで引き金が爪のロックを解除し、スライドを解放する。
  4. スライドは2で伸ばされた輪ゴムに引かれて後退し、引き金とスライドの連結が解除される。回転翼から一発発射される。
  5. スライドは1の輪ゴムに引かれ、閉じる。
  6. 引き金を定位置に戻すと、再びスライドと噛み合う。

この構造はグリップ内部をブローバック機構が占有しないため、排莢アクションやスライドストップの機能を持たせることができます。
また、この構造は実用新案として(実用新案登録第3169624号)登録されています。

改良型もあるようです。
機構が少しシンプルになり、それぞれの部品強度が上がっているように見えます。

初めて見たとき、これは上の増幅連動型だと思っていました。
しかし動画の28秒程で表示される図面を見ると、引き金が動かす腕の向きが逆なんです。
スライドと本体と図面を同時に表示して睨めっこした結果、引き金とスライドは直接連動しているわけではないんだと理解しました。

  1. 引き金を引いていくにつれ爪が腕に掛かり、腕が反時計回りに回転。牽引ゴムに弾性エネルギーが蓄積される。(スライドは動かない)
  2. 腕がスライドの受けを超え噛み合う状態になる。(部分的なラチェット機構)
  3. 引き金を一定まで引くと、腕を引っかけている引き金の爪が引っ込み腕が解放。牽引ゴムの弾性エネルギーで時計回りに回転しスライドを押す。
  4. 腕が牽引ゴムに引かれて定位置に戻る。
  5. スライドが定位置に戻る。

排莢アクションを無くしてグリップ内に機構を詰めるとここまでシンプルになるのかという…感動です。一番好きですこの機構。合理的すぎる…

追記

同じ方のもう少し昔の動画に構造解説がありました…44秒からです
答え合わせできて嬉しいところですが…先に見ておけば…ぐふ…

輪ゴム動力式

回転翼連動型

回転翼式輪ゴム銃の遅延装置をブローバック機構で代替したような構造になっています。
セミオートでもフルオートでも動作しますが、遅延装置の問題点と同じく撃ち切る寸前の輪ゴムの張力によっては動作不良を起こす可能性があります。
また、残弾が0になることは即ち動力源が無くなることなので、空撃ちはできません。(引き金を引いてもブローバックはしないという意)
他の輪ゴム動力式の構造とは異なり装填中のゴムの張力を利用しているため、ブローバックによる発射される輪ゴムの運動エネルギーの減少(飛距離・威力の減少)がありません。

5:23で動かしていますね。
銃口と反対側に向かって引っ張られているボルトを回転翼が回転する際に銃口側へと押し、ボルトはその後定位置に戻る、というサイクルのようです。

1フレームずつ見ていったのですがよく分かりませんでした。
輪ゴムの位置から考えて、おそらく

  1. 開く方向にテンションが掛けられているスライドのロックを引き金が解除。スライドが後退する。
  2. 後退したことで衝突した部品が回転翼のロックを解除して回転。一発発射。
  3. 回転翼の運動エネルギーが回転翼をロックしていた部品に伝わり、それがスライドに伝わって前進させる。(スライドを後退させるゴムの張力よりもこちらのが強い。)回転翼はその後勝手にロックが掛かる。
  4. 引き金のスライドのロックに引っかかり、固定。

というサイクルになっていると考えられます。
フルオート時は4を飛ばして1に戻ります。
残弾が0になると自然とスライドオープンです。
回転翼の運動エネルギーでスライドを前にすっ飛ばすわけなので、回転翼に掛かっている輪ゴムの数によってかなりの振れ幅があると思うのですが…フルオートでも最後の一発まで撃ち切れていることに驚きです。

傾倒滑走型

どちらも同じ構造です。
回転翼(これらの動画では歯車)から発射された輪ゴムが銃身の上にあるレバーに引っかかり、レバーを倒して滑りながら飛んでいきます。
傾倒滑射式と回転翼式を合わせたような構造です。
レバーは倒れることでボルトを動かし、その後ボルトとレバーは復帰します。
また、フルオート時はレバーかボルトが元の位置に復帰しないと次弾が発射されないような構造になっているようです。(上の動画の1:54でレバーを長いものに交換すると、倒れるのに時間が掛かるようになり連射速度が低下することが解説されています。)

収縮牽引滑射型

この構造では連射はできないのですが、非常にシンプルで分かりやすい構造だと思います。

  • スライドを閉じる方向にテンションを掛ける輪ゴム
  • スライドを開く方向にテンションを掛ける弾の輪ゴム(1の輪ゴムより力は強い)
  • スライドが開かないようにロックを掛ける引き金

の3つがカギです。

  1. 弾の輪ゴムを装填するとスライドは開こうとするが引き金がロックしている。
  2. 引き金を引くとスライドが開き、スライドの下にホールドフックが引っ込んで弾が発射される。
  3. スライドを開こうとする輪ゴムが無くなり、スライドは閉じる。

構造がシンプルなだけに、まだまだ可能性を感じますね。
改良次第では連射化も不可能ではない気がします。

最後に

調べていて驚いたのですが、レゴ製のものと最後のもの以外全て日本人が作っているようなのです。
題名や字幕が日本語なのはすぐに分かったのですが、普通に英語題名で英語字幕でも、過去の動画は日本語だったということが…

なんだか同じ日本人として誇らしいです!!
僕も早くブローバックする輪ゴム銃を製作して、並び立てるようになりたいです。

それと、動画の紹介は全部無断で行っておりまして…取りやめて欲しいといった件や構造の解釈が違う、名称はこっちのが良い、みたいなことがありましたら、コメント欄にて教えていただきたいです。よろしくお願いします。

【OLD DAHON】サビ落とし2 (とおまけのチェーン洗浄)

これらも合宿前に一気に徹夜で仕上げたものなので、完成の写真しかありません…

成果

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ハンドル周り

乗る度に必ず目に入り、かなり気になっていたところです。
錆の面積こそ大きかったものの、思ったより深くはなかったようで綺麗になってくれました。

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支柱

支柱は細くて長く、塗っては擦ってまた塗り直す、という作業が大変でした。
しかしハンドル周りと同じで錆は深くなく、ピカピカ輝いています。

一番の曲者リアキャリア

これは本当に大変でした。
形状が複雑で錆がめっちゃ深く、メッキも侵食されているせいで錆を落としたところであまり綺麗じゃないという…

これは比較写真がありました。

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Before

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After

メッキが侵食されて剥がれた箇所が、黒っぽくなっていて汚いです。
ゴム製のキャップみたいな奴が1つ欠けているのも気になりますね…

固定方法が特殊だからか交換できそうなキャリアを見つけられなかったので、いつかステンレス棒で自作してみたいです。

チェーン洗浄

チェーンを外す工具を持っていなかったので…

自転車ごと水道近くに持って行って洗いました。
水が飛び散って非常に寒かったです(午前6時)

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寒かった…

やりたいことリスト

  • ハンドルグリップ交換
  • ペダル交換
  • ブレーキ交換(クリア)
  • ブレーキレバー交換
  • サドル交換(クリア)
  • サビ落とし(クリア)
  • サビ落とし(特にシートポスト&シートチューブ内側)
  • 磨きor再メッキ
  • ハブのグリスアップ(クリア)
  • チェーンカバー調整
  • オシャレなライト探し
  • 雰囲気に合った速度計&サイコン探し
  • リクセンカウル化か何かでリュックを背負わなくても済むように
  • 内装変速機のオーバーホール(クリア)
  • 内装変速機の定期メンテ
  • チェーンテンショナー装着
  • 適合Oリング探し(クリア)
  • スプロケの歯数変更

【OLD DAHON】前後ブレーキの交換

現在はもう帰ってきたのですが、春休みが始まってすぐに少し離れたところに自動車免許の合宿に行っていました。

当日の出発直前に結局諦めたのですが、合宿先にDAHON Ⅲを輪行して持っていこうと考え、出発朝まで徹夜してレストアをほぼ完成させました…(スケジュール的に自転車に乗る機会がなく、結果的に持っていかなくて正解でした)(合宿初日から学科や技能があり、徹夜が響いて泣きそうなくらい眠くて大変でした…)

前後ブレーキを交換せねば

自転車に安全に乗るうえで一番大事な部品はブレーキでしょう。

古いからなのかシングルピボットだからなのか(僕が調整してやればよかったのか)は分かりませんが交換前は片効きが酷く、ブレーキ位置を調整してもブレーキレバーを握って放すと偏る始末で、アルミの表面もなかなか汚くこれはもう交換するしかないと思っていました。

購入したのはDIA-COMPEのDL800
何方かがやっているのを見て、フェンダーも純正のまま使えているようだったので購入を決定。

商品画像と見比べると、思ったより表面のアルミの感じが綺麗じゃないな…とは思いましたが、値段相応ですし旧ブレーキ と比べるとやっぱ綺麗なので気にしないことにします。

交換開始

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ブレーキについてきた部品

片面が波うっているナットがブレーキ1つにつき2つ入っていました。
ブレーキの取り付け面が曲面だった時に使用するものでしょう。

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フロントブレーキの取り付け部。非常~~~~に取り外し難いナット…

フロントブレーキはこの通り平面だったので使用しませんでした。

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リアブレーキ取り付け部

こちらは曲面だったので使用します。

交換完了

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前後とも交換

フェンダーとの干渉を気にしていたのですが、特に問題なく交換できました。(フロントフェンダーにブレーキアームに合わせたような凹みがあり、それがこのブレーキにもぴったり合いました。あれは元々の仕様だったんでしょうか?)

クロモリロードはクロス用のフルフェンダーを削る必要があって大変だったので拍子抜けです。

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元のブレーキと色味が変わらないアルミ色なので、違和感が全くありません。
寧ろ綺麗になったのでいい感じですね。

ブレーキレバーもオシャレなものに交換したいところです。

やりたいことリスト

  • ハンドルグリップ交換
  • ペダル交換
  • ブレーキ交換(クリア)
  • ブレーキレバー交換
  • サドル交換(クリア)
  • サビ落とし
  • サビ落とし(特にシートポスト&シートチューブ内側)
  • 磨きor再メッキ
  • ハブのグリスアップ(クリア)
  • チェーンカバー調整
  • オシャレなライト探し
  • 雰囲気に合った速度計&サイコン探し
  • リクセンカウル化か何かでリュックを背負わなくても済むように
  • 内装変速機のオーバーホール(クリア)
  • 内装変速機の定期メンテ
  • チェーンテンショナー装着
  • 適合Oリング探し(クリア)
  • スプロケの歯数変更

この記事の続き

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自転車のスマホホルダーからiPhoneの背面を守る!!

事の発端

高(専)1の頃から使っていたiPhone7のモバイルデータ通信が不安定になりまして、頻繁に圏外になるというか逆に3日に一回くらいしか繋がらないので交換してもらいました。

そんなわけで、新品ピカピカiPhone7(アルミフレーム最高!!ガラス背面とか怖すぎ)を使い始めた訳です。新品ピカピカiPhone7ですから、味が出る感じの傷はまだしも変な傷は付けずになるべく綺麗に使いたいものです。

と、ここで懸念が…
僕は究極の薄さを誇るバンパーケース愛好者なので、iPhoneの背面が剥き出しなのです。(傷を気にするならバンパー辞めろよとは言わないでください。これは譲れません!)

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アルミ削り出しのフルメタルバンパー

そして、クロモリロードで通学時に使用しているスマホホルダーiPhone背面にゴムパッドを押し当てるタイプだったので、旧iPhoneの背面はゴムパッドの模様に擦り減るというか傷が付くというか、マット仕上げがダメになってとにかく見た目が悪くなっていたのです。

新品ピカピカiPhone7の背面は僕が守らねば!!という決意とともに、細いテープ付きスポンジを注文。
スポンジを貼り付けることで、iPhone背面を保護する作戦を取ることにしました。

スポンジが配達されるまでに悲劇が

当初僕は、iPhone背面にゴムパッドの模様の傷が付いたのは、ゴムパッドに細かい砂が付着しiPhone背面を擦ったからだと考えていました。
そこで、マスキングテープをゴムパッドに貼っておけば、iPhone背面を保護することができるだろうと考えたのです。

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は??????????

考えて…いましたが…アルマイト君はマステにも耐えられなかったようです…Orz
貼るべきだったのはiPhoneの背面側でした。
iPhoneの触り心地が悪くなるのを数日我慢さえしておけばぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…ぁ…

3分クッキング

傷が付いてしまったのはもうどうしようもないので、より酷いことにならないようちゃんと仕上げていきます。

用意するのはこちら

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スポッと外したゴムパッドとテープ付きスポンジです。

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適当に切って、折角なので模様に合わせて貼ってしまいます。
平行にただ貼るよりは凝ってる感じが…出るような出ないような…

このまま上に重し(教科書)を載せ、暫く放置してしっかりくっついたら完成です。

使用感

かなり良いです。
スポンジが少々厚いので、iPhoneがシリコンの張力でより強く固定される感じです。

また、雨にも強いようで全然剥がれてきません。普通に便利です。

肝心の背面保護ですが、最初の悲劇以降、裏の傷は変化していないように思えます。
(iPhone交換前からやっておけば…)

これは次iPhoneを換えるまで悔やみ続けます…

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【OLD DAHON】Sturmey Archerの内装3段変速機のオーバーホール

分解する内装変速機

Sturmey Archer AW-3です。

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これは作業後(磨いた後)

英国製ってだけで高級感ありますね。
90-6ってのは製造年月が1990年の6月って意味でいいんでしょうか?
30年前ww僕よか余裕で歳上です。というか部品がこれなら自転車もほぼ同じ年月を…

古いものでも残ってるもんなんですね〜
こうして巡り合えたのも縁なのでしょうか。

オーバーホールの準備

今回オーバーホールしようとしている内装変速機ですが、純正のボールリングスパナ(品切れor高価)があると分解が少し楽になりそうでした。
ということでCADで設計してレーザーカットで作ります。

手元にあった大判薄めの板材が刃物用ステンレス鋼だけだったので、高かったから自作したのに結果的に超高級仕様になってしまいました…

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完成品ズ

右にあるのはついでにカットしたEDCツールとアクセサリーです。
ボールリングスパナの輪っかの中のデカい円板がもったいないです…
投げたらそこそこ痛そうですが、それならレンチを投げたほうが余程痛いのでそれもまた、、、
手裏剣とか憧れますよね。

分解開始

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ハブコーンレンチぴったり
ついでのついでに作ったハブコーンレンチはぴったりだったようです。

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スナップリングを外すとスプロケも外れました。非常に汚いです。

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ボールリングレンチを当ててみたところ出っ張りが引っ掛かって嵌らなかったので、電動リューターでちょっと削ってぴったり入るようにしました。0.1mmずつくらい削ったらもう入ったので、ノギスの適当測定による設計でしたがいい線いっていたようです。

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順番に、組み立てるときに参照できるように写真を撮りまくりつつバラします。
12
34 の順です。

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ラチェット機構のばねが小さく紛失しやすいらしいので、このツメはそのまま分解しないで洗浄・グリスアップ・再組込みまで行います。もう一組のツメも同様です。

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ナットの位置を測定しつつ引っこ抜きます。
内装変速機のメイン部分ですね。
重いです。

汚すぎてゴム手袋の汚れを落としてまでiPhoneを触りたくなかったのでこれ以降写真はありません…

洗浄

パークリで汚れを落とします。
多いし大きいしで、2年くらい前にホムセンで買って全然減らなかったパークリが無くなるかと思いました。ギリギリ足りましたが今度買いに行きます。

グリス&オイルアップ

ベアリングはグリス、ギアはオイル というのをやってみました。
グリスは(多分)AZのホワイトグリース。オイルはヴィプロスのグレサージュです。
オイルがグリスを溶かす、みたいなことをどこかで見たので、グリスには掛からないように少し注意しました。

組立

順番に戻していきます。
工具がなかったのでスナップリングを戻すのだけかなり大変でした。

失敗???

組み終わった直後にクランクを回してみたところ、なにやらゴリゴリ変な感触で、ラチェットが働いてないな~という感じでした。
変速もできません。というか硬すぎてチェーンロッドがびくともしないので、変なところで噛んでゴリゴリいってた可能性が高いですね。

しかし再分解なんて面倒なので、取り敢えずチェーンロッド付近に潤滑を吹いて放置したところ気付かないうちに直ってました。
変速快調回転も滑らかです。
逆回転させてもちゃんとラチェットが動いているようです。

パッシブスキル : [機械工学科] が働いたようですね。

結果

Before

After

カチカチ音が聞こえるのは変わっていませんが、若干音が軽く(高く?)なっている”気がします”。

実際漕いでも平坦な道が苦じゃなくなったような”気がする”程度の差です。

平均速度は上がったと思われますが、スピードセンサーがついてないのでなんとも…
ログを確認してみましたが、測定方法がiPhoneGPSだけでして、寄り道の影響もあって全然参考になりません。(オールドダホンはクランクが短く車輪径も小さいので、ケイデンスとスピードを一つのセンサーで同時に測れないんです…見た目が悪くなるのでハブ&クランク巻き付けタイプは好きじゃないので悩ましいところです。)

劇的に変わらないと若干の虚しさが胸に…
でもまあ綺麗になったのでよしとします…

追記 オールドダホンにぴったりのスピードセンサー、後日発見しました。

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やりたいことリスト

  • ハンドルグリップ交換
  • ペダル交換
  • ブレーキ交換
  • ブレーキレバー交換
  • サドル交換(クリア)
  • サビ落とし
  • サビ落とし(特にシートポスト&シートチューブ内側)
  • 磨きor再メッキ
  • ハブのグリスアップ(クリア)
  • チェーンカバー調整
  • オシャレなライト探し
  • 雰囲気に合った速度計&サイコン探し
  • リクセンカウル化か何かでリュックを背負わなくても済むように
  • 内装変速機のオーバーホール(クリア)
  • 内装変速機の定期メンテ(new)
  • チェーンテンショナー装着
  • 適合Oリング探し(クリア)
  • スプロケの歯数変更(new)

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